分岐点
彼氏がいるのに男友達と…
「もうホントに分かんない。なんで私がいるのに合コンとか行けるわけ?」

口を突いて出るのは、彼氏の悪口ばかり。
酒の勢いも手伝って止まらない。

「それを俺に言われてもねぇ?」

相槌を打っていた友達が、苦笑気味にそう返す。

「じゃあ誰に言えばいいのよ」

「ここはやっぱり彼氏でしょ」

「私が言えないの、知ってるくせに…」

「うん、知ってる(笑)」

そういって、私の頭をポンポンっと軽く叩く。
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