桜の木の下で-約束編ー
第一幕 出逢い

プロローグ



その人は
何処か寂しそうで


その人は
いつも遠くを見つめていた


何かに
焦がれるように


何かを
探すように


何かに
縋り付くように


ただ
……静かに……



それはとても美しく
……とても儚い




……そう……



桜が舞い散る
   季節(とき)のように……
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