小生意気なライバル *ハツコイ* ☆育児エッセイ☆
両手に男子






Dくんと結婚宣言した1学期も終わり、2学期に入ると、運動会やらお遊戯会などの行事がてんこ盛り。






私はお遊戯会のお手伝いで幼稚園にちょくちょくお邪魔した時の事です。






「あっ、碧ちゃんママ、今日、碧ちゃん凄かったんですよ!!」






パタパタと走ってきて大きな声を私に向けたのは、担任の先生。






最初は頼りなさそうな感じを持ったこの先生は、かなりフットワークは軽いしマメな方で、すぐに碧ちゃんも私も大好きになりました。






「ウチの……何かやらかしました?」






私のその問いに、先生は、びっくりする言葉を返してきたのです。






「碧ちゃん、右手にDくん、左手にHくんでデートしてたんですぅ」








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