黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
4章:虐められっ子な黒猫ちゃん
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次の日、遅刻ギリギリで学校に行くと、そこはカオスでした。
校門を通って、下駄箱に行くと
「ニャーニャー、ニャー」
「ミー、ミー」
『……ええぇえ』
大量の猫が下駄箱の前にいた。
え、ちょ…、え?
「ニッ!?フシャー!!」
「ナァー!!フシャー!!」
『ちょ、喧嘩しないでよ』
猫が何かを取り合って喧嘩してる。
……枝?
はた、と気付いて私の下駄箱を見れば、木の枝がギッシリ詰まっていた。
あれ、でも猫が取り合ってる=猫の好物=マタタビ…?
え、じゃあ私の下駄箱に詰まってるのって
『マタタビ…なの?』
な ん の 嫌 が ら せ だ