王子様の甘い誘惑【完】
第三章 VIPルーム

翌朝。


「理生~!おはよぉ~~!!」


教室に入るなりサヤがあたしの元に駆け寄ってきた。


「あぁ……サヤ。おはよっ」


「ん~?朝から元気なくない?ってか、昨日の夜送ったメール見てくれた??」


「ごめん!!昨日は忙しくて返事返せなかったんだ」


パチンと顔の前で両手を合わせるあたしを見て、サヤはニコッと笑って首を横に振った。


< 94 / 425 >

この作品をシェア

pagetop