あわ玉キャンディ
≪1≫

ブルーの瞳



何で、あたしって

いつもこうなんだろ。



......



もう、呆れるしかなかった。




「てめぇみたいな

カラダだけの女、捨ててやるよ」




カップルや家族連れや、サラリーマン。


大量の人間が行き交う街のど真ん中で、

あたしは一人座り込んでいる。


いや、別に自らではなくって。

突き飛ばされたからなんだけど...。




「じゃーな、バカ女」



何よ、コレ。


数時間前まで、

あたしの上で腰振ってたヤツに

なんであたし振られてんの?



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