溺愛ダーリン&愛しのハニー
甦る記憶の断片
 
 ダーリンは武士と放課後、フェンシングで勝負する約束を交わした。


 今日から…私はダーリンの個人授業。


 考えるだけで…頭が痛かったけど…いつものように私は教室に行かされた。


 ダーリンの仕事はまだまだ…あるらしくて…私の個人授業どころではない。



 徹夜に近い状態で私も眠くて…瞼が重い。


 ダーリンなんて…一睡もしてないのに…爽やかな顔していたけど…大丈夫なの
かな!?無意識に私はダーリンの体を心配していた。



 窓際席で陽気にポカポカと降り注ぐ朝の光に私は負けた。


 そのまま…机に突っ伏せて眠ってしまった。



 ----------------

 ーーーーーーーーー




 「椎名…椎名…」


 誰かが私を呼ぶ。コンコンと机を叩く音。


 「ハニー!」


 武士の声。


< 118 / 292 >

この作品をシェア

pagetop