オタク女とアナログ男
お見合い準備よ〜いドン!

オタク女の場合



「貴方、明日お見合いだから」

「む?
何か仰いましたか母上殿?」


我輩がゲームをしている時、母上殿が部屋に入ってきた。
今、我輩はハマりにハマっている戦国の乙女ゲームで今にも落とせそうなツンデレ武将をむふふな状態で攻略中だったため…
何を言ったかわからなかった。



「だーかーらぁ…
貴方、明日お見合いよ!」

「…お、お見合い!?
なんて萌えイベント…
って、私がですか隊長殿!?」

「あら、隊長に格上げ?」


うふ、と口に手を当てて微笑む隊長…ではなく母上殿。
お見合い…
会社のお姉様が前にしたとかなんとか仰っていたあの!


「ととと年上の殿方とお話するのでありますか!?
あああ相手はままま、まさか和装では!?」

「残念、相手は年下よ。
制服で来るんじゃないかしら」

「制服…?」


 
 
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