執事と共に日常を。
Ⅰ.淀みない恵理夜の歩み

暁を歩く中での出会い




一日一善、という言葉がある。

年が明けておそらく最初の善いことが、人助けと言うなら素晴らしいことだろう。


自殺しそうな男を止めた、と言ったら春樹はなんと言うかしら、と。


そんなことを恵理夜は考えていた。
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