[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
出逢い
「夏愛ーおはよー!」

私は鈴原 夏愛。

私に声を掛けたのは
私の親友の
中岡 沙璃(ナカオカ サリ)。

栗色の腰に掛かる長さの
髪を持ちキリッとした目、
170前の長身を持った美人の女の子。

「沙璃、おはよー!」

「今日もめっちゃ可愛いーね!夏愛は!!」


「朝から嬉しいお世辞ありがと!」


「ほんとの事なのに…。」

私たちは笑いながら
教室に向かった。

教室に向かっている
途中、誰かに
「鈴原!!!」と
呼ばれたので振り向くと
そこには1人の男の人が
立っていた。

「ちょっと話あんだけど…。」


「ごめん沙璃、先に教室行っといて…。」
と私は伝えた。

「分かった先に行っとくね!」
と私に言った。


沙璃は校舎に入っていった。


私たちは中庭に向かった。
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