オレの愛しいお姫様~秘密のフィアンセ☆番外編~
マジで!?



「竜二と出かけてくる。多分、遅くなるから」


「うん…分かった」


晴彦と一緒にいる由奈は、どことなく顔色が悪い。


「由奈。本当に調子悪いのか?」


「あっ、うん。でも、大丈夫。風邪みたい」


「そっか…」


やっぱり行くのを止めるか…。


いや、それはダメだ。


どうもオレは、由奈が絡むと威厳がなくなる。


本当に、ボスかよ。


「あんまり無理するなよ。晴彦、頼むな」


「はい。行ってらっしゃい。旦那」


オレは、後ろ髪引かれる思いで、家を出た。




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