残酷な優しさでもかまわない


『おっ、今日は顔色いいな!昼飯もちゃんと食ったのか?』


『あっ、舜くん早かった……ゲホゲホ……』


彩花は、点滴の沢山着いた腕に気を遣いながら、少しだけ上半身をベッドから起こした。


『あぁ、あんまりに天気が良くて彩花に見せてやりたくて。』


病室のカーテンをそっと手繰りよせ端に寄せた。


天気は快晴!雲一つない気持ちいい青空が広がっていた。




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