1LDKヤクザ彼氏と秘密の同居生活【完】
第6話:三者×面談



「どうして聡ちゃんはヤクザになったの?」


「……は?」



今日も元気よく5時に起きたラミカ。昨日帰宅した時間は3時。まだ眠たい俺は布団の中。



「もう少し寝かせろ」



ゴソゴソと寝返りをうった瞬間、ラミカは布団を勢いよくはいでベランダに干した。



「だってさ、毎日帰りが遅くて全然話せてないし。朝しかゆっくり話せる時間ないじゃん!」



声からしてキレてる。俺も二時間も寝てなくて、イライラして言い返した。


「それはお前が俺が帰ってくる前にグーグー寝てるからだろ!?」


「電気がもったいないじゃん! てか、何時まで起きて待ってればいいわけ?」



……確かにこの睡眠欲旺盛のラミカに3時まで起きてろというほうが無理だな。




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