私の恋and事件簿♥
第1部 ②〜再会〜



「ふぁー…」



深夜0時、私は仮眠室で欠伸を漏らした。

初日から3回の出動で、昨日はたっぷりと寝て来たというのに、クタクタだ。

普通の消防署は時間に関係なく火事は起こるけど、木ノ島管轄は、0時から3時までは火災が起こらないって、言われてるらしい。

私は片桐さんたちが寝てた女性用の仮眠ベッドに潜り込み、しばし仮眠を取る事に。

彼氏が今まで出来た事がなくて、友達も少ない私の携帯に来るメールはない。

あっても身内かメンマガ。

私は携帯を念のために枕の横に置いて目を閉じた。



『消防庁より木ノ島消防へ救急要請、救急要請――…』



なのに、救急隊の指令に邪魔された。
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