甘い声はアブナイシビレ
4.龍一と知穂の秘密
「ヤ、ヤバイ! 今何時!?」

 眩しい太陽に起こされて、時計を見ると9時を回っていた。

「うわぁーー! メイクも落とさないで寝ちゃったよー」

 龍一さんにとりあえず電話、電話!ってー、番号聞いてないじゃん!
 
 仕方がないから、大慌てでシャワーを浴びて支度をする。

 私の好きな時間でいいって言ってたし、大丈夫だよね・・。
 自分を励ましながら、急いで龍一さんのマンションへと向かった。
 
 何も考えないで、マンションの前に着たけど…、そういえば、あの紙袋のこと…、昨日聞いてない…。

 何かモヤモヤすると思ったら、このことだったのか…。
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