魔王との蜜月
魔王と私と学校と
翌日


『おはよう』


魔王のキスで目覚めた。


「うーん」


まだ眠い。けど学校行かなきゃ


って昨夜のは夢じゃなくて現実に魔王召喚しちゃったの?


ガーン!


『どうした?』


「いえ、別に」


起きて支度をして 学校へ行こう。


食卓にはご馳走が並んでいる。


メイドさんが料理してくれたのだろうか?


『俺が魔法で出しておいた』


えぇ?魔界の料理なの~


おそるおそる


「いただきます」



『いただきます』






美味しい!


『うまいか?』


「最高!魔王素敵」


思わず抱き付く。

照れる魔王


か、可愛い。


『手料理もある』



なぬ?手料理もあるの~?


「なんで手料理を?」


『人間ぽくしてみた』


モグモグ


美味しい!


「シェフになれるよ!」


フランス料理のフルコース


朝ご飯贅沢三昧


「ご馳走さまでした」


食器が魔法で綺麗になり片付けられてゆく。


「じゃあ、学校いってきます!」


『いってきな』


こうして魔王との同棲生活が始まりつつ学校へ行く私であった。
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