社長のご指名 *番外編Ⅲ*
第3章 -虐待-
「はい、お疲れさん。」


「お疲れ様です。」





私が復帰してから、専属カメラマンのようになってしまった萩原さん。





「やっぱり俺が惚れただけはあるなっ。完璧だ。」


「私じゃなくて萩原さんの腕がいいんですよ。」


「わはははっ、言うようになったもんだ。」





萩原さんとチェックしながら、わいわいと話し、編集の方にOKをもらった。





「お疲れ様です。」





そう言うとスタジオにいるみなさんが返してくれる。





思ったより早く撮影が終わり、早く2人を迎えに行けると軽い足取りで控え室に行く。





着てきた服に着替えて、2人と預けてある託児所に向かう。





「お姉ちゃん!」


「あっ、雪菜ー。」





控え室を出てすぐに後ろから声をかけられて、振り向くと雪菜が小さく手を振りながら小走りて駆けてくる。





「もう帰るの?」


「早く終わったし、子供たち迎えに行ってショッピングでもしようかなぁって思って。」




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