エリートな彼は溺愛を隠さない
どうして?~夏哉~
そっと目を開いて彼女を見て俺はギョッとした。

慌てて唇を離す。

な、何で泣いてるんだ?

やっぱり、嫌なのか?

俺の自惚れだったのか?

女にキスして泣かれたのは初めてだ…。

そう言えば、結局コイツは俺が好きだとは言わなかったな。
本当に何とも思ってないのかも。
俺が勝手に盛り上がっただけなのかも…。

くっ…そ…。

…でも、待てよ。
果たして本当に俺は城田が好きなのか?

…分からない。だけど、何だろう、彼女が欲しくて堪らないのは本当だ。

無い物ねだりなのかな。
今までにないタイプの女だから。

…そうなのか…?
本当にそれだけなのか…?







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