ゴミで何が悪い?
プロローグ



「何をやっているんだろう私。

あぁーあ。
何かいい事ないのかな。」



ザーザーザーザー。


仰向けで、



何百倍も広い空を、
ぼーっと眺めながら、



「この空の広さに比べたら、


人間の心なんて


ちっぽけだな。」



波の音に


消されてしまうような、


か細い声で呟いた。


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