割れた砂時計
ずっと一緒


『なあ、やっぱ危ないからここから学校通うか?』


「家まで迎えに来てくれるんでしょ?」


『ま、まあな』


「なら問題ないじゃん!」


そう言って、俊を抱きしめる。
大好きな大好きな俊。





けど、
私を縛るのは日に日に強くなって。


何をするにも、
どこへ行くにも常に一緒。



篠笛のお稽古の送り迎えまで。


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