セックス·フレンド【完結】
3
翌日も、あたしは、昼間からセックスをしていた。

相手は、隆也ではなく西村君だ。


朝、西村君がメールをよこした。


(昨日は言い過ぎました。ごめんなさい。お詫びにランチ奢ります!)


眠りを妨げられたあたしは、無視してやろうかとも思ったのだけれど、一度目覚めたら今度は眠ることができなくなって、それで、西村君にランチを奢らせようと決めた。


それに、昨日は、あたしの態度にも問題があったのだ。


西村君は、バカみたいに太いマフラーをつけたフルスモッグのエスティマに乗っている。


正直、その車で迎えに来られるのは迷惑だ。


それで、いつも家のそばの空き地で待つように言うのだけれど、結局家の前まで来てしまう。


マフラーからは、騒音と呼ぶに値する大きな音が漏れ、出がけに、両親からは露骨にいやな顔をされた。
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