打倒パニック障害!!パート1
感謝
この項目は、書こうかどうしようか迷いました。
何故かというと、批判を受ける可能性があると思ったからです。
しかし批判を受けても、今から書くことは、私的には大切な事だと思うから、書かせてもらいます。

パニック障害である事、そのパートナーである事を、不幸な境涯だと思わず、その事に、感謝してもらいたいと思います。

「パニック障害になって良かった事」というアンケートで、最も多かったのが、「人に対して優しくなった」だそうです。
自分自身が苦しい想いや、きつさや辛さといった痛みを経験する事で、人の痛みをわかってあげれるようになったのだと思います。
その結果がアンケート結果に繋がると思います。

「人の痛みを知る」という事は、生きていくうえで、とても大切な事だと思います。
しかしそういった感性を養うのはとても難しく、簡単に身につけられものではありません。
悲しい事に、人の痛みを知らない人達が、事件を起こしているのも事実です。

私自身、妻のパニック障害と闘う中で、きつい想いも、辛い想いも経験し、たくさんキズ付きもしました。
しかしそのおかげで、私自身も人に対して優しくなれる様になった気がします。

だから、パニック障害に感謝しています。
妻に感謝しています。

妻自身も、パニック障害になって、随分かわったようです。
成長させてもらったと言っていました。

「病気に感謝しろ」なんて、理不尽な事を言っているかもしれません…。
ましてやパニック障害ではない私が言っているのだから、批判もあるかもしれません。
しかし、病気に対して悲観的になったり、憎しみをもつよりは、気持ちにゆとりがもてると思います。

私が今、妻のパニック障害に伝えたいことは…
「パニック障害さんありがとう、妻や私を成長させてくれてありがとう。
あなたが試練を与えてくれたから、大切な事を学び、成長する事ができました。
もう充分なぐらい学ばせていただきました。
だから、妻をあなたから卒業させてください。
お願いします。」

妻がパニック障害でなかったら、恐らく私と妻は結ばれていないと思います。
だからこそ感謝しつつ、妻と共に、パニック障害と闘って行きたいと思います。
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