セックス·フレンド【完結】
13
それから、3ヶ月が過ぎた。


コンビニをやめた後、あたしは、個人が経営する小さな美容室で見習いとして働き始めた。


先生は、40代半ばの離婚歴のある女の人で、見た目も性格もきつかったが、弟子はあたしだけなので、大手で働くよりずっと目をかけてもらっている。


給料は驚くほど安く、毎日のシャンプーで手はあかぎれ、掃除、洗濯はもちろん、時々は先生の1人息子の食事の支度までさせられたりもしたが、あたしは、めげなかった。


9月になったら、通信の美容学校へ通うことが決まった。


そのためには、働いてお金を貯めなくてはならない。


つらかったけれど気持ちは充実していた。


何より、決めたことに向かって努力する今の自分が、好きだ。
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