再会
知る男


「あんたが私を襲ったのは2年前のことだった…」


喫茶店に着き、コーヒーを注文してからすぐに話し始めた


「その日私は体育祭の準備で遅くまで学校に残ってた。


でも夜道を歩くのなんて慣れてたから、1人で帰ってた。


いつものように近道をしようと細い道に入ったところに男がいた。


とっさに危険だと思ってすぐに引き返した。


だけど男は走って追いかけてきた。


必死で逃げたけど、男に勝つはずなんてなくて、すぐに捕まった」


私はあいつから目をそらさず話し続けた



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