俺様王子にご注意を
べた惚れにはご注意を

■どきどきの夏休み?


「きゃーっ。待ちに待った夏休みだよ。玲奈ちゃんっ。なんでそんなに黙っていられるの?」

「うっ嬉しいけど...なんかね。」

和也とは毎日一緒にいれる時間が
増えるのに.....。
なんだか少し寂しいような─.....。
ていうか恵美のほうが悲しむほうじゃない?

「あーっ、わかった。玲奈ちゃん私に会える機会が減るのが悲しいんでしょっ?かっわいー。」

「はっ!?ちっ違うよっ!」

そんなわけないじゃんっ!

「いーの、いーの。無理しなくて。大丈夫っ。何回でも遊びに行こうよ。勿論彼氏も連れて...だけどねっ。」

「っっ...///」

「照れちゃって可愛いんだからー。」

「てっ照れてないっ!」

恵美の意地悪。
わざと和也の話を出すんだから。
和也の話を出されるとすぐ私は
顔が真っ赤になってしまう。みんなこうじゃないのかな.....?

「恵美ちゃんっ!夏休みだああ!」

「誠くん...///」

なんだ。恵美だって照れて
恥ずかしそうにしてるじゃん。

「夏休みは恵美ちゃん毎日俺の
家来て一緒に課題やるんだよね?」

「うんっっ///」

わざとでっかい声で言ってる...。

「すきだーっ。」

『.....。』

「また...始まった。」

いつもすぐ村上くんは恵美を抱きしめる。
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