コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
3rd stage
「ね!お願い。」
「え!?なんでわたし?」
「だって、友達で帰宅部なんて・・・・
綾菜くらいなんだもん。」
そう言って目をうるうるさせているのは
2組の近藤 奈々。
1年のとき、ずっと一緒にいた友達。
奈々は、バスケ部のマネをしていて
この夏休みに合宿があるらしい。
でも、他の2年2人ともが補修で合宿に参加できないとか。
それで代わりをわたしに頼んできたんだ。
「そんなこと言われたって
マネなんかしたことないもん・・・。」
「それは大丈夫!
先輩はもう引退していないから少々ミスっても怒られないし
わたしがある程度はカバーできるから!」
「でも・・・」
「そ、れ、に!」
奈々の目が少し輝いた気がした。