シーソーが揺れてる
大3章

「ねえ、なんで土曜日来なかったんだよ?」
それから二日後の月曜日。公園のベンチに座り一息つく春香に早速直人は問いつめた。
「あーごめん忘れてた」
春香ははにかんだ笑い見せつつ謝った。
「忘れてたじゃないよー。暇だったんだろ?」
「うん、金曜の夜までさそのつもりだったんだけど・・・」
「デートに誘われたのか?」
「そうそう!そうなのよ、彼から電話が・・・、って別れたってこの前言わなかったっけ?」
「うん聞いた」
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