思い出のきみ
最終章
オレは、退院した。


オレは、沙依に振られてしまった。


もう、愛していないと言われた。

諦めきれないが、もう二度と振り向いてはくれないだろう。


会いたいと思っても、夢に出てきてほしいと願っても、二度と現れないだろう。


そうやって、段々と記憶から姿を消すんだろう。

< 36 / 37 >

この作品をシェア

pagetop