推理はラテを飲みながら#00-全ケータイ小説読者への挑戦状-【完】
9 Latte:迷宮脱出○●読者へ挑戦状


━━Ⅰ━━


「さてさて、名探偵殿。肝心のダイイングメッセージは解読できましたかぁ?」



推理を披露し、満足げな表情の宗が、茶化すように言った。



「うるさいなあ。ちゃんと解くから急がせないでよ」


「他の誰かが先に解読しちまったりしてな」


あながち、宗の予想もあり得ないとは言い切れない。


ここにいるのは、推理に関して興味のある者ばかり。


しかも、ほとんどが初対面であって、姫子の死に匠ほど悲しみを抱いてはいない可能性も高い。

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