私の彼氏は特殊捜査官
悲劇のヒロイン?
ドアの隙間から、

秀が顔をのぞかせた。



「秀」



「具合はどうだ?」



「大丈夫、少しずつ良くなってるよ?」



私は微笑んで見せた。


秀も私に笑顔を見せた。



・・・

静かな時間が流れた。




「琴美」



「ん?」


「オレ、しばらく休みをもらったよ」


「どうして?」

「琴美の傍にいたいから」

「・・・ねぇ、秀」
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