ツンデレ彼女と無関心彼氏
ツンデレ彼女の悩み


「おはよー」


「オッスー」




朝の登校時間、四方八方で飛び交う挨拶。


そんな爽やかな挨拶を、あたしはどうしても自分から出来ない人がいた。





「オッス猛ー!今日も相変わらず男前だな♪」


「…なんだ、清か。」


「なんだとはなんだ、なんだとは!」




あたしの数メートル前で、二人の男の子がじゃれている。


あたしはその光景を、いいなぁー…って遠目に見てるだけ。



勇気があったらな……。



ふぅ…っと溜め息を吐いた時、ふいに男の子が振り返った。





< 1 / 68 >

この作品をシェア

pagetop