神様修行はじめます!
滅火の覚醒
あたしは、床にペタンと尻もちをついたまま、じりじりと後ろにずり下がった。

声が出ない。


なにが・・・

なにが出てくるの?


怖い、怖い、怖い。


ずううぅぅぅ・・・

ツノの頭部から、首、そして胸元。

次に腰。

そして、足。


完全に姿を現したそれは・・・



ぞおっ・・・

腰から背中に掛けて、怖気が走った。


鬼。


あれは、鬼だ。
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