花火が消えるまでに
*恋心




「船山、これ200枚コピーな」
「は、はい」


ここは都心にある生活用品を扱う会社
社員は100人にも満たない小さな会社だ

そんな会社に入社して1年がたった
まだまだ雑用ばかりだけど
昔から好きだった物に囲まれて
日々楽しく過ごしている


「ね、もうすぐ夏祭りね~」

先輩に頼まれた仕事をしていると、同期で親友の寺下 加奈子(てらした かなこ)に声をかけられた

「あ~そうだね!去年は雨で中止だったから、今年は晴れるようにお願いしなきゃね!」

「花火とかもあるんでしょ?楽しみだよね!」


佳菜子は今からすごく楽しみにしてるみたいだった






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