外国育ちのお嬢様は硬派がお好き
チーターはパーティーに潜んでいる

日の光が眩しくて目が冷めると、遠くの方からベルの音。

「ん?あれ、どこ、ここ?」

はっきりしない頭を叩き起こす。
リビングのインターホンから呼び出し音が鳴り響く。

北島さんとこだ。

あ、そうか、昨日ドンチャン騒ぎをしてそのまま寝ちゃったんだな。

あ!!!

体を確認する。よし、服は着てる。問題ない!呼び出し音は止まない。

しかたなく出ると、コンシェルジュからだ。まず、すみませんと謝られた。

話によると、北島さんからの伝言で、「出るまで呼び続けろ」という事だ。

どこまでも俺様だな・・・
< 50 / 363 >

この作品をシェア

pagetop