最高の偽装lovers
5.・・・うそつき
携帯を置いた私は、

ベッドに潜り込み、

自分で言った言葉が恥ずかしくて、

独りで顔を赤くしていた。

・・・

『私…貴方の事好き』

浩輔に言った言葉だった。

・・・

どうしてそんなに、

浩輔の事を好きになったのか、

自分でもよくわからない。

でもわかってる事は、

浩輔の傍を、離れたくないと言う気持ち。

・・・

名刺をそっと手に取り、

この人は、私にとって、

もう過去の人なんだと、思い知らされた。

・・・

今は、浩輔の事で、

頭が一杯だから・・・

例え、契約の為に、

偽装恋人になったとしても、

今は、偽装なんかじゃなく、

本物の恋人同士に、なれたような・・・

でも、一つ気になってる事が。
< 72 / 198 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop