今宵、きみを想う
彼女
 本当は好きだった。


 ずっとずっと好きだったのに―――


 どうして私はキミの手を手放してしまったんだろうか?


 今でも思う。


 キミを手放さなければ、と。


 隣に、今でもキミが居たんじゃないかって。


 そんなことを……
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