ラララ吉祥寺
頼れる男

「芽衣さん明日お休みですよね?

今晩は牛筋の赤ワイン煮を作ろうと思ってるんで、帰りにフランスパンをお願いして良いですか?」

「わぁ~、ご馳走ですね。

じゃ、今夜は酒盛りと行きますか!

わたしオードブルも見繕ってきます。多分、今日は早く上がれると思うんで」

木島さんにもメールしときますね、と芽衣さんは勇んで出かけていった。

今朝は仕入れがあると言って、木島さんは随分と朝早くに出かけていったのだ。

だから、多分、今晩の彼の帰宅は早い。

いつの間にか、同居人というより擬似家族に近い関係になりつつあるわたし達。

人付き合いの苦手なわたしが不思議と今まで嫌な思いを一度もしていないのは、二人がわたしを気遣ってくれているからなのだと思っている。
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