愛するが故に・・・
二人
和真さんと一緒に部屋に入ると、和真さんは私を抱きしめた。

私たちは言葉はいらないとばかりに唇と合わせ…

そして、和真さんの腕のなかに・・・




目が覚めたのは夜中だった。

隣を見ると和真さんは気持ちよく眠っていた。


『和真さん…ありがとう。

 ずっとそばにいてね。』


眠っている彼に向って言葉を投げた。


「ああ、俺のそばから離れるな。」

眠っていると思っていた和真さんからのお返事がきてびっくり。


『和真さん、起きていたの?』


「まあな。今日はあんまし、眠れねぇーな。

 色々ありすぎた。

 それに…理香が色っぽいからな…」


和真さんは口元を少し上げ、嬉しそうな顔をした。

私は、また、そのまま和真さんに抱きしめられて…

そのまま意識を手放した。


次に目を覚ましたのは、もう朝だった。

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