溺愛カンケイ!
微妙な出会い
「もしもし、雅治。今?後輩チャンとご飯食べてるの。えっ、何で?ちょっと待って聞いてみるから」


携帯を口から離し私の方を見た花山主任。


「花音チャンうちの旦那が来たいって言ってるんだけどいいかな?」


えっ!

今話してたイケメン御三家の一人の旦那さんが来るの?

ダメなんて言える立場じゃないし…。


「はい、構いませんよ」


「ありがとね、そんな気を遣うような人じゃないから」


十分、気を遣っちゃいますよ。


「あっ、雅治?いいって言ってくれたから来てもいいわよ。うん、そうだよ。分かった、また後でね」


電話は終わったみたいだ。
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