16の月-過去に戻れたら‥【完結】
2学期
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夏休みが終わった初日、まだ残暑が残る気だるい暑さの中
僕は学校へ向かう。
一昨日沖縄から戻ったところだったし
身体がとてもダルい。
こっちでも暑いのに、更に暑い思いをわざわざしにいった
両親の気持ちがさっぱり解らない。
クーラーが恋しすぎてたまらない…。
登校する生徒を目で追い、ある人を探す。
それは勿論、高宮さんだ。
僕の横を何人かの女生徒が追い抜かす。
高宮さん、まだ来ていないのかな…
なんて思っていたら、後ろからポンと叩かれた。
期待して振り返ったが、そこには中野が立っていた。