スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
【4】 緊急事態発生!
[ ダイ:side ]
「はぁ…。マジで疲れた」
今、自分が職員室にいることをすっかり忘れ、深いため息を落としていた。
「早川先生、まだ実習1日目ですよ。生徒のパワーに負けてどうするんですか?」
「あっ、倉石先生か。すみません…」
それにしても なんだっつうんだよ。
『彼女はいるんですか?』
『好きなタイプは?』
生徒の口から、次々と出てくる終わりのない質問攻撃に正直うんざりした。
マジで、この3週間、パワーがあり余っている女子高生たちとやっていけるか心配になる。