私の旦那様は特殊捜査官
4.犯人はすぐ傍に
家に帰った私は、

大きな不安と、少しの希望の光で、

心は大きく揺れ動いていた。

…今度は何時、

犯人から連絡が来るのだろう?

結は泣いていないだろうか?

色んな考えがごちゃごちゃと駆け巡る。

・・・しっかりしなくちゃ。

そう思いながら、首を左右に振る。


・・・?!

それは突然やってきた。

・・・しかし、私は目を疑った。

確かに着信はあった。

でも、その番号は、この前とは違う番号だった。

・・・もしかしたら、

間違い電話かもしれない。

そう思いながら、その電話に出た。


「・・・もしもし」

『番号が変わっていたから、驚いたでしょう?』

そう言って笑ったのは、

相変わらず声を代えた犯人からの電話だった。
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