浮気男子?いえいえ純粋男子です
告白

昼休み




ガラッ

「っと......まだか.....。待っとかないと」


ポケットからケータイを取り出し

牧野くんとのメールの履歴を見返す。
画面をスライドしていくと2ヶ月前は頻繁にメールしていた


ものすごく他愛のないメールから
学校の連絡事項まで



「悠くん......ヒック




嫌だよ...........ヒック」

涙が出てきた

「ダメだ。止まんないよ......」


ガラッ

悠「来たけど。なんだ......って、麻琴?
なんで泣いてんだ?はっ?え?どうしたんだよ?」

牧野くんが近づいてきた

「いやっ!来ないで!」

一歩。二歩と下がる

悠「........わかった。で、話って何」


「ヾ牧野くんヾ...........



別れよっか。」

悠「は?意味不明なんだけど.....」

「意味不明なのは牧野くんだよ。
付き合ってるのに浮気するし。
彼女気どんなって言ったし.....ね。

別れてって
言ってるようなもんじゃん........
ヒック....ヒック」

悠「麻琴.......ホントごめん。」

「何がごめんなの?
もう、いいよ。
いいから別れてよ....ヒック」

悠「....今更、許してなんて
言わないからさ
話、聞いてくんね?」

いつもより一段と低い声で言うので

「う、うん」

と言ってしまった
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