サヨナラのしずく
離さねぇから
朝、学校へ行くといつも以上にクスクスと笑う声が聞こえてきた。



あたしは気にもしないで自分の席に腰をおろした。



すると、机の上にラクガキがされていた。



いつも以上にクスクスと笑われてたのはこのせいか。



昨日までと違い、男子の視線も感じるなとは思っていたんだけど。





「高野さんー、俺も相手してよー」





クラスの男子があたしにそう言って叫んできた。



誰があんたなんか相手にするか!




あたしは無視をして教室を出て、外へと出た。



別にこんなこと大したことない。



そう言い聞かせながらタバコに火をつけた。




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