学校一のモテ男といきなり同居
俺についてこいよ
――ガタガタ。


なにやら隣の部屋で、物音がする。


…なんなの?


気になるけど、無視無視。


そのうち、なぜか男の子の笑い声が聞こえてきた。


…は?


ちょっと待ってよ。


井上くんが独り言を言ってるにしては、その声は複数で。


やっぱりなにかが変だと思ったときには、遅かった!






部屋を出て、井上くんの部屋の前に立つと…。


閉じられた部屋の中から、男の子の騒ぐ声が聞こえた。


学校サボって、あんたがやりたかったのはコレかーっ!


同じようにサボった子を集めて、ウチを溜まり場にしたかったんだ?


もー、許せない!


あたしは怒りに任せて、井上くんの部屋のドアをおもいっきり蹴った。


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