愛し*愛しの旦那サマ。
油断ならぬV・D



某カフェにて―…

ジョージ再びの日の出来事を思い返す私。


なんだか、こうして思い返すと、ジョージって色々と臣くんとの愛の点火剤的な存在になってるし。

雨降って地、固まる。的に、ジョージ現れ、愛深まる。みたいな?


それにしても―…“妬いた”なんて、あんな臣くんの一面を見ることが出来るなんて、ああ、なんて。


なんて、し あ わ せ。


ムフフフ……


と、思わず笑いが止まらない。

思い返すだけで、顔が自然にほころんでしまう。


「……よ」


あは~…


「……代」


顔が~…


「幸代!!!!」


ものすごい至近距離で、名前を大声で呼ばれ、


はっ……!


と、我に返るワタシ。

そして目の前には、眉間に皺を寄せながら、呆れた表情で私を見る理沙子が。



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