私の旦那様は特殊捜査官
8.愛と絆を求めて・・・
目が覚めると、そこはベッドの上。

自分の置かれてる状況が、全く分からない。


「大河内さん、目が覚めたんですね!

先生を呼んできますから」

私が目を覚ました事に気が付いた看護師が、足早に

病室を出ていった。


・・・そして、間もなく、先生がやってきた。

「大河内さん、お加減はどうですか?」

聴診器をあてながら、先生が尋ねた。



「…元気です、とっても」

その言葉に、先生は微笑んだ。


「・・・そのようですね。…お腹の方も、エコーを撮ってみましょう」

「…エコーですか?」

「はい、そうですよ。さぁ、お腹を出して」


「・・・」

私は先生に言われた通りに服を持ち上げた。

そして、先生はエコーで、お腹の中を確認している。



「…先生」

「大河内さん、…良かったですね」

「・・・」


「赤ちゃん、とっても元気に動いていますよ」

その言葉が聞こえたと同時に、他の人の声が聞こえた。
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