はるこの遅咲☆妄想日記
4 友達だったのに・・・
#4  友達だったのに・・・



「可愛いね・・・」いつもそう言ってくれる私の男友達

でも・・・そんな褒め言葉に乗せられて・・・

またあいつとサクッと・・・

私たちは、友達ってよりも

ただの寂しい者同士が

その埋め合わせをしてて・・・

たやすく肌を重ねてる

「もう~ホントに友達がいいんだけど・・・」言い出したのは私。

「あいつか・・・また」

私には好きな彼がいて

でも、なかなかうまくいかない。

そんな私を見かねて

時々ご飯に誘ってくれるようになった・・・

寂しがり屋な性格の私は

つい甘えてしまう。

「また、ランチしよ」

「うん」

その日はギュッと手を握って帰された。

それがたまらなく・・・心地よいの。

そんな私も

本当に好きなのはやっぱり彼。

それをあいつも十分わかってる。

「可愛い」とか

「綺麗」とか

彼氏は言ってくれないから。

なんか寂しいの・・・

でもまさかね~

突然だったけど驚いた。

「俺・・・好きな人できたんだ」

いつも支えてくれてた男友達が

急にいなくなちゃったら・・・

わたし・・・どうしたらいいかわかんないよ。

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