コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
10th stage ~Final~
*綾菜side*



「綾菜ちゃん・・・・?」



放心状態で歩き続けるわたしを呼び止めたのは


聞き覚えのある、少し高めの優しい声だった。





「・・・・栄一くん。」


なみだ目のまま相手を見上げる。




「どうしたの?」



わたしの表情に驚き寄ってくる。




「なんでも、ない・・・・。」


わたしのことを好きだ、と言ってくれている人に

今回の事情を話すほど

わたしも人間終わってない。




「なんでもなくないでしょ?

また変な遠慮する・・・・。」




よしよし頭をなでてくれる手。





栄一くんって、ホント優しいなあ・・・・・・


そう思うと、また涙がでてきた。







そして、

そのままわたしは


栄一くんにすがり付いてしまった。






< 722 / 833 >

この作品をシェア

pagetop