secret love☆
6
ファッションショーの三日前、私は以前社長が話していた『スポンサー集めの交親会』という名のパーティーに参加していた。


きらびやかな雰囲気な中、俳優人や映画監督など、著名人が集っている。

「おぃ、柄になくキンチョーしてんのか?」

「そりゃ、キンチョーしますよ!!」


隣で、全く物怖じせず、むしろ「主催者?」と思うような余裕をみせてる、我、プロダクションの斎王司社長。

高級ブランドスーツを見事に着こなし、それでもって優雅にこの場を楽しんでいた。



私はと言うと、セクシー度の高いドレスは全く似合わず、左肩にコサージュがある薄いピンクのシフォンドレスを着ていた。


< 92 / 273 >

この作品をシェア

pagetop